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リンクフォーラム・A授業研究所


  新刊・注目書籍

2018.09.10
天人唐草

 時代錯誤なまでに厳格な父に育てられた少女が、過剰なまでに他者を警戒し、複雑に成長していく「天人唐草」。ギリシア神話上の怪物、女面鳥獣が、普通の高校生活を送る少年の目の前に美少女として現れる「ハーピー」。他3編。

ISBN978-4167911492
山岸凉子
¥842
2018.09.10
コンビニ人間

 36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる。
「いらっしゃいませー!!」お客様がたてる音に負けじと、今日も声を張り上げる。ある日、婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしい、と突きつけられるが……。

ISBN978-4167911300
田村沙耶香
¥626
2018.09.10
武士の誇り 2

 江戸を震撼させる凶賊「因幡小僧」の正体とは。火付盗賊改方の伊刈運四郎たち「しノ字組」は、白兎の面を被る極悪非道の凶賊「因幡小僧」を追うが、杳として尻尾が掴めない。火盗改をせせら笑うかのように、次々と大店が襲われる。仲間内に内通者がいるのか。一方、内勤の同心・野々村が質草に流した妖刀・村正が辻斬りに使われたことが判明。買い手を探る運四郎をなぜか白兎の凶刃が襲う。

ISBN978-4167911409
坂岡真
¥756
2018.09.10
土 地球最後のナゾ

 世界の土はたった12種類。しかし、毎日の食卓を支え、地球の未来を支えてくれる本当に「肥沃な土」はどこにある? そもそも土とは一体何なのか。泥にまみれて地球を巡った研究者の汗と涙がにじむ、一綴りの宝の地図。

ISBN978-4334043681
藤井一至
¥994
2018.09.07
花だより

 澪が大坂に戻ったのち、文政五年(一八二二年)春から翌年初午にかけての物語。店主・種市とつる家の面々を廻る、表題作「花だより」。澪のかつての想いびと、御膳奉行の小野寺数馬と一風変わった妻・乙緒との暮らしを綴った「涼風あり」。あさひ太夫の名を捨て、生家の再建を果たしてのちの野江を描いた「秋燕」。澪と源斉夫婦が危機を乗り越えて絆を深めていく「月の船を漕ぐ」。

ISBN978-4758441971
高田郁
¥648
2018.09.07
王とサーカス

 海外旅行特集の仕事を受け、太刀洗万智はネパールに向かった。現地で知り合った少年にガイドを頼み、穏やかな時間を過ごそうとしていた矢先、王宮で国王殺害事件が勃発する。太刀洗は早速取材を開始したが、そんな彼女を嘲笑うかのように、彼女の前にはひとつの死体が転がり……。

ISBN978-4488451103
米澤穂信
¥929
2018.09.07
ニッポン泥棒 下

 未来予測シミュレーションソフト「ヒミコ」の真の能力、それは望んだ未来を実現するために必要な暗殺対象がわかる「イレイス」機能にあった……。ヒミコの封印を解くためのもう1人の「鍵」であるかおると合流した尾津。情報を得るために自ら陰謀の渦中に飛び込み、尾津を追う組織の黒幕「コブラ」と対峙するが……。

ISBN978-4041071120
大沢在昌
¥821
2018.09.07
ニッポン泥棒 上

 妻に去られ職も失った64歳の尾津君男の元に、一本の電話がかかってきた。水川と名乗る青年は、恐るべき機能の故に秘されたソフトウェア「ヒミコ」の「鍵」が、尾津と佐藤かおるという女性に預けられたという。一笑に付した尾津だが、水川が謎の自殺を遂げたことで、かおるを捜すべく動きだす。

ISBN978-4041071113
大沢在昌
¥821
2018.08.27
白頭の人

 近江の浪人の倅・大谷平馬(吉継)は、竹馬の友である石田佐吉(三成)の機知により、揃って秀吉に召し抱えられる。毛利討伐、賎ヶ岳と武功を上げる一方、謎の病により容貌が著しく変じ、頭巾と覆面を手放せない状態に。「白頭」と号した男は、やがて視力をも失いながら、義を貫くため死地・関ヶ原へ。

ISBN978-4122066274
富樫倫太郎
¥907
2018.08.27
満願

 「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが……。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、「夜警」「関守」の全六篇を収録。

ISBN978-4101287843
米澤穂信
¥724
2018.08.27
根源

 御広敷番医師の矢切良衛は、将軍綱吉に供される食事の異常な味付けから、将軍の血筋を絶やそうとする存在を感じ取っていた。疑惑を追及するなか、綱吉の兄で甲府宰相の綱重の死に着目する良衛。綱重の不自然な死は、同じ敵によるものなのか。だが、状況の把握を兼ねた甲府家への医師見舞いが整った日、何者かが良衛に襲いかかる。

ISBN978-4041072080
上田秀人
¥691
2018.08.27
日本人だけが知らない本当は世界でいちばん人気の国・日本

 日本人に信じられてきた日本は大ウソ。米タイム誌、英BBCなどによる様々な調査で「世界一」と実証されてきた、奇跡の国・日本。なぜ、当の日本人だけが、自国が「世界でいちばん人気がある」と思うことができないのか。食文化、ものづくり、おもてなし、美意識―日本在住約40年の著者だからわかった。

ISBN978-4797397116
ケント・ギルバート
¥864
2018.08.21
ポイズンドーター・ホーリーマザー

 女優の弓香の元に、かつての同級生・理穂から届いた故郷での同窓会の誘い。欠席を表明したのは、今も変わらず抑圧的な母親に会いたくなかったからだ。だが、理穂とメールで連絡を取るうちに思いがけぬ訃報を聞き…。(「ポイズンドーター」)母と娘、姉と妹、友だち、男と女。善意と正しさの掛け違いが、眼前の光景を鮮やかに反転させる。

ISBN978-4334776961
湊かなえ
¥648
2018.08.21
狂い咲け、フリーダム

 国にも家庭にも会社にも縛られない。権力に抗っても、正義や理想にがんじがらめになったり自己規制したりしちゃ意味がない。あばれろ。心臓がバクバクするような生の躍動感をとりもどせ。そんな人々の文章と生き方を気鋭の研究者が個性溢れる文で紹介。大杉栄、伊藤野枝、辻潤、中浜哲、朴烈、金子文子、石川三四郎……。

ISBN978-4480435354
栗原康
¥950
2018.08.21
影の守護者

 北多摩団地交番で警察官が射殺された。被害者は益田護。支援課にも出動要請が掛かる。遺族に面会する村野だが、その息子・智樹は捜査一課の刑事だった。さらに事件に使われた拳銃が五年前の交番襲撃事件で奪われたものだと判明する。自らの手で犯人逮捕をと息巻く智樹に、村野は二人だけの秘密捜査を提案する。

ISBN978-4065125359
堂場舜一
¥907
2018.08.21
スノーデン監視大国日本を語る

 2017年、日本関連の秘密文書が新たに暴露され、そこには大量監視システムXKEYSCOREがアメリカ政府から日本政府に譲渡されていることが記されていた。安全のためと称し増大する一方の国家による監視活動に対して、市民によるコントロールをどのように及ぼしていくべきか。スノーデンと日米の識者、プライバシー権に関する国連特別報告者が対策とヴィジョンを語る。

ISBN978-4087210453
スノーデン 国谷裕子
¥864
2018.08.07
紺碧の果てを見よ

 会津出身の父から「喧嘩は逃げるが、最上の勝ち」と教えられ、反発した鷹志は海軍の道を選び、妹の雪子は自由を求めて茨の道を歩んだ。海軍兵学校の固い友情も、つかの間の青春も、ささやかな夢も、苛烈な運命が引き裂いていく。戦争の大義を信じきれぬまま、海空の極限状況で、彼らは何を想って戦ったのか。いつの時代も変わらぬ若者たちの真情を、紺碧の果てに切々と描く感動の大作。

ISBN978-4101269740
須賀しのぶ
¥961
2018.08.07
侠客 四

 前の老中首座で稲妻の異名で恐れられている東近江国湖東藩十二万石の藩主・大津河安芸守忠助。七代将軍の幼君・徳川家継を亡き者にし、大坂に新幕府を創ろうと画策する一派の首領だ。側用人・間部詮房や新井白石と対立するも大奥内の派閥争いを利用して、今や幕閣を支配する実力者に成り上がった。銀次郎に度々襲い掛かる災厄もすべて稲妻の指令なのか。

ISBN978-4198943745
門田泰明
¥745
2018.08.07
夏の雪

 ひと月前に、品川界隈に巣食う妖怪・強葉木谷の卑弥呼を退治した小籐次と駿太郎は、老中青山忠裕の案内で、江戸城表の白書院で将軍・家斉に拝謁することになった。家斉のみならず、老中を筆頭に幕閣要人、御三家や大大名の前でふたりは来島水軍流を披露し、さらに自作の「ほの明かり久慈行灯」の光の中で懐紙を切り分け、雪か花火かという幻想的な風景を演出し、喝采を浴びた。

ISBN978-4167911140
佐伯泰英
¥799
2018.08.07
極上の孤独

 現代では「孤独=悪」だというイメージが強く、たとえば孤独死は「憐れだ」「ああはなりたくない」と一方的に忌み嫌われる。しかし、それは少しおかしくないか。そもそも孤独でいるのは、まわりに自分を合わせるくらいなら一人でいるほうが何倍も愉しく充実しているからで、成熟した人間だけが到達できる境地でもある。

ISBN978-4344984936
下重暁子
¥842
2018.08.06
直木賞受賞作 ファーストラヴ

 夏の日の夕方、多摩川沿いを血まみれで歩いていた女子大生・聖山環菜が逮捕された。
彼女は父親の勤務先である美術学校に立ち寄り、あらかじめ購入していた包丁で父親を刺殺した。環菜は就職活動の最中で、その面接の帰りに凶行に及んだのだった。環菜の美貌も相まって、この事件はマスコミで大きく取り上げられた。なぜ彼女は父親を殺さなければならなかったのか。臨床心理士の真壁由紀は、この事件を題材としたノンフィクションの執筆を依頼され、環菜やその周辺の人々と面会を重ねることになる。そこから浮かび上がってくる、環菜の過去とは。

ISBN978-4163908410
島本理生
¥1,728
2018.08.06
芥川賞受賞作 送り火

 春休み、東京から山間の町に引っ越した中学3年生の少年・歩。新しい中学校は、クラスの人数も少なく、来年には統合されてしまうのだ。クラスの中心にいる晃は、花札を使って物事を決め、いつも負けてみんなのコーラを買ってくるのは稔の役割だ。転校を繰り返した歩は、この土地でも、場所に馴染み、学級に溶け込み、小さな集団に属することができた、と信じていた。夏休み、歩は家族でねぶた祭りを見に行った。晃からは、河へ火を流す地元の習わしにも誘われる。

ISBN978-4163908731
高橋弘希
¥1,512
2018.07.30
アメリカの大学スポーツ 腐敗の構図と改革への道

 アマチュアリズムとしての「学生スポーツ」はどこへ向かうのか。赤字体質の大学スポーツ部、勝利至上主義の下で充分な教育を受けられない学生選手、大学の暴走を止めるどころか不公平な手続きで選手に厳しい制裁を科すNCAA(全米大学体育協会)―。アメリカの大学スポーツにおける現状を浮き彫りにしつつ、教育活動としてのスポーツが再生する道を提案する。

ISBN978-4472405464
ジェラルド・ガーニーほか
¥4,536
2018.07.30
死のマスカレード

 ヴェネチアの仮面舞踏会の渦中、米国を除く主要5カ国で秘密会議が開かれた。情報局の依頼を受け会議に潜入した、元公安調査官でフリーエージェントの影山夏樹。だが会合の最中、何者かに催涙ガスをまかれ、要人が殺害された。新たな依頼を受け、接触してきたCIAの女性諜報員と共に、犯人の行方を追う夏樹。だがその犯人は、最強の殺人者だった……。

ISBN978-4041071052
渡辺裕之
¥734
2018.07.30
維新始末

 天保の改革から二十年。闕所物奉行を辞した扇太郎は、御家人として平穏な日々を暮らしていた。だが、次第に混乱する幕末の世で、深川のとある家屋の財産処分を頼まれたことから、次第に大きな陰謀に巻き込まれていくことに……。

ISBN978-4122066083
上田秀人
¥691
2018.07.30
私が選ぶ名監督10人

 私は「監督の仕事、選手の育成とは、いかに自信をつけさせるか」に尽きると思う。 ほめるのが一つの手段であるし、しかも「タイミング」が大切だ。そして、監督が使う言葉は、自分の意思を選手に伝達するための「武器」なのだ……。捕手として3017試合、監督として3204試合。日本プロ野球の黎明とともに生を受けた「球史の生き証人」が選ぶ10人の名将たち。歴史をつくったリーダーに見る。

ISBN978-4334043629
野村克也
¥929
2018.07.23
センセイの鞄

 センセイ。わたしは呼びかけた。少し離れたところから、静かに呼びかけた。ツキコさん。センセイは答えた。わたしの名前だけを、ただ口にした。駅前の居酒屋で高校の恩師・松本春綱先生と、十数年ぶりに再会したツキコさん。以来、憎まれ口をたたき合いながらセンセイと肴をつつき、酒をたしなみ、キノコ狩や花見、あるいは列車と船を乗り継ぎ、島へと出かけた。その島でセンセイに案内されたのは、小さな墓地だった……。

ISBN978-4167631031
川上弘美
¥670
2018.07.23
脅迫者

 新人刑事時代のある捜査に違和感を抱いていた追跡捜査係の沖田は、二十年ぶりの再捜査を決意。自殺と処理された案件は、実は殺人だったのではないか……。内部による事件の隠蔽を疑う沖田を、同係の西川はあり得ないと突っぱねるが、当時事件に携わった刑事たちへの事情聴取により、疑惑はさらに高まる。そんな折、沖田は何者かに尾行されていることに気づくが……。

ISBN978-4758441865
堂場舜一
¥788
2018.07.23
昭和の怪物七つの謎

 本書でも紹介する東條英機夫人。秘書官・赤松貞夫。石原莞爾の秘書・木清寿。東條暗殺計画の首謀者・牛島辰熊。2・26事件で惨殺された陸軍教育総監・渡辺錠太郎の娘、和子。犬養毅首相の孫娘、道子。瀬島龍三本人。吉田茂の娘、麻生和子などなど。その証言と発掘した史料により筆者は多くの評伝を書いてきたが、そこに盛り込めなかった史実からあらためて「昭和の闇」を振り返る。

ISBN978-4065123393
保阪正康
¥950
2018.07.23
大阪堂島米市場

 海外の研究者が「世界初の先物取引市場」と評価する江戸時代、大坂堂島の米市場。米を証券化した「米切手」が、現在の証券市場と同じように、「米切手」の先物取引という、まったくヴァーチャルな売り買いとして、まさに生き馬の目を抜くかのごとき大坂商人たちの手で行われていた。このしばしば暴走を繰り返すマーケットに江戸幕府はいかに対処したのか。

ISBN978-4065124987
高槻泰郎
¥972
2018.07.20
一発屋芸人列伝

 それでも、人生は続く。不器用で不屈の人間たちに捧げる、涙と笑いのノンフィクション!雑誌ジャーナリズム賞作品賞受賞。

ISBN978-4103519218
山田ルイ53世
¥1,404
2018.07.18
阪堺電車177号の追憶

 大阪南部を走る路面電車、通称・阪堺(はんかい)電車。なかでも現役最古のモ161形177号は、大阪の街を85年間見つめつづけてきた……戦時下に運転士と乗客として出会ったふたりの女性の数奇な運命、バブル期に地上げ屋からたこ焼き店を守るべく奮闘するキャバクラ嬢たち、撮り鉄の大学生vsパパラッチvs第三の男の奇妙な対決……昭和8年から平成29年の現在まで、阪堺電車で働く人々、沿線住人が遭遇した事件を鮮やかに描く。

ISBN978-4150312961
山本巧次
¥691
2018.07.18
侠飯

 24歳のフリーター、湯原和斗は奥多摩のペンションでバイト中。大学は出たものの、いまだ“自分探し”中のフリーター生活を送っている。宿泊客の今宮葉月は、ペンション近くが重要な現場のひとつである未解決の5億円強奪事件について調べているが、まわりは怪しい奴ばかり。そこに現れたのは、頬に傷持つあの男。男がふるまう絶品料理と目前に迫る時効。はたして事件は解決できるのか? こんどは何が食えるのか? 

ISBN978-4167911027
福澤徹三
¥734
2018.07.18
椿落つ

 伊勢参りで出会った三吉が、強葉木谷の精霊と名乗る謎の相手に付け狙われた。三吉を救うため、小籐次と駿太郎は死闘を繰り広げる。

ISBN978-4167910969
佐伯泰英
¥788
2018.07.18
思考力を鍛えるメモ力

 著者は、人と話をする時や考える時、必ずメモをとる。話を要約する力がつき、思いついたことも忘れない。メモを基に、文章を書いたり、人に話をしたり、企画をたてたりするのだ。手書きでもスマホでもメモの習慣をつければ、仕事の効率が上がるだけでなく、人生も大きく変わる。具体的なメモのコツ、またナポレオン、アインシュタイン、エジソン、西郷隆盛、黒柳徹子、大谷翔平などの例から、メモにより思考を

ISBN978-4480071606
斎藤孝
¥907
2018.07.14
倚りかからず

 「もはや/いかなる権威にも倚りかかりたくはない/ながく生きて/心底学んだのはそれぐらい/じぶんの耳目/じぶんの二本足のみで立っていて/なに不都合のことやある/倚りかかるとすれば/それは/椅子の背もたれだけ」。強い意志とナイーヴな感受性によって紡ぎだされた詩集『倚りかからず』に「球を蹴る人」「草」「行方不明の時間」の詩3篇。

ISBN978-4480423238
茨木のり子
¥626
2018.07.14
或る女

 美貌で才気溢れる早月葉子は、従軍記者として名をはせた詩人・木部と恋愛結婚するが、2カ月で離婚。その後、婚約者・木村の待つアメリカへと渡る船中で、事務長・倉地のたくましい魅力の虜となり、そのまま帰国してしまう。個性を抑圧する社会道徳に反抗し、不羈奔放に生き通そうとして、むなしく敗れた一人の女性の激情と運命を描きつくす。

ISBN978-4101042053
有島武郎
¥961
2018.07.09
臥龍 横浜みなとみらい署暴対係

 みなとみらい署暴対係係長諸橋と相棒の城島は、居酒屋で暴れた半グレたちを検挙する。彼らは東京を縄張りにする「ダークドラゴン」と呼ばれる中国系のグループだった。翌々日、関東進出を目論む関西系の組長が管内で射殺される。横浜での抗争が懸念される中、捜査一課があげた容疑者は諸橋たちの顔なじみだった。

ISBN978-4198943691
今野敏
¥745
2018.07.09
下町ロケット ガウディ計画

 大田区の町工場・佃製作所は、またしてもピンチに陥っていた。量産を約束したはずの取引は試作品段階で打ち切られ、ロケットエンジンの開発では、NASA出身の社長が率いるライバル企業とのコンペの話が持ち上がる。そんな時、社長・佃航平の元にかつての部下から、ある医療機器の開発依頼が持ち込まれた。「ガウディ」と呼ばれるその医療機器が完成すれば、多くの心臓病患者を救うことができるという。

ISBN978-4094065367
池井戸潤
¥778
2018.07.09
七夕の雨闇

 「……り……に、毒を」被害者は奇妙な言葉を遺して死んだ。毒物の正体は不明。親戚にあたる星祭家では独特な七夕祭を執り行っており、異様な事件が連続する。《毒草師》御名形史紋らは、京都に乗り込んだ。和歌に織り込まれた言霊を手掛かりに、笹・砂々・金・星の言葉を読み換え見えてくる禍々しい真相、日本人を縛る千三百年の呪。

ISBN978-4101200729
高田崇史
¥724
2018.07.09
逆転した日本史

 「縄文人たちは竪穴式住居に住んで、狩猟生活をしていた」「聖徳太子は推古天皇の摂政として新しい国づくりを行った」「1192年、鎌倉幕府が開かれた」 学生の頃、歴史の授業で習った記憶があるだろう。しかし、新しい発見や歴史研究により、歴史も日々更新され「進化」している。

ISBN978-4594079932
河合敦
¥896
2018.07.03
あの家に暮らす四人の女

 ここは女たちの地上の楽園。シングルだけど、一人≠カゃない。女たちの本音と夢があふれ出す、阿佐ヶ谷の古びた洋館・牧田家。家の平和を守る老人、「開かずの間」の秘密、ストーカー男の闖入など、今日も牧田家の暮らしは豊かでかしましい。

ISBN978-4122066014
三浦しをん
¥743
2018.07.03
終わった人

 大手銀行の出世コースから子会社に出向、転籍させられ、そのまま定年を迎えた田代壮介。仕事一筋だった彼は途方に暮れた。生き甲斐を求め、居場所を探して、惑い、あがき続ける男に再生の時は訪れるのか。ある人物との出会いが、彼の運命の歯車を回す……。

ISBN978-4062938761
内館牧子
¥972
2018.07.03
猫を拾いに

 誕生日の夜、プレーリードッグや地球外生物が集い、老婦人は可愛い息子の将来を案じた日々を懐かしむ。年寄りだらけになった日本では誰もが贈り物のアイデアに心悩ませ、愛を語る掌サイズのおじさんの頭上にしぐれが降りそそぐ。不思議な人々と気になる恋。不機嫌上機嫌の風にあおられながら、それでも手に手をとって、つるつるごつごつ恋の悪路に素足でふみこむ女たちを慈しむ21篇。

ISBN978-4101292441
川上弘美
¥594
2018.07.03
日本軍兵士

 310万人に及ぶ犠牲者を出した先の大戦。実はその9割が1944年以降と推算される。本書は「兵士の目線・立ち位置」から、特に敗色濃厚になった時期以降のアジア・太平洋戦争の実態を追う。勇猛と語られる日本兵たちが、特異な軍事思想の下、凄惨な体験をせざるを得なかった現実を描く。

ISBN978-4121024657
吉田裕
¥886
2018.06.27
ユートピア

 太平洋を望む美しい景観の港町・鼻崎町。先祖代々からの住人と新たな入居者が混在するその町で生まれ育った久美香は、幼稚園の頃に交通事故に遭い、小学生になっても車椅子生活を送っている。一方、陶芸家のすみれは、久美香を広告塔に車椅子利用者を支援するブランドの立ち上げを思いつく。出だしは上々だったが、ある噂がネット上で流れ、徐々に歯車が狂い始め……。

ISBN978-4087457483
湊かなえ
¥691
2018.06.27
過ぎ去りし王国の城

 中学3年の尾垣真が拾った中世ヨーロッパの古城のデッサン。分身を描き込むと絵の世界に入り込めることを知った真は、同級生で美術部員の珠美に制作を依頼。絵の世界にいたのは、塔に閉じ込められたひとりの少女だった。彼女は誰か。何故この世界は描かれたのか。同じ探索者で大人のパクさんと謎を追う中、3人は10年前に現実の世界で起きた失踪事件が関係していることを知る。

ISBN978-4041064344
宮部みゆき
¥734
2018.06.27
お釈迦さま以外はみんなバカ

 震災のときも酒のことしか頭にない落語家、ラブホスタッフによる文章指南、大阪おばちゃん語で憲法を表現すると、偶然57577になった文章……。稀代の読書家である作家だからこそ見つけられた、思わず唸る表現や、クスッと笑えることばの数々。書いた本人さえも気付いていない、秘められた意味まで深掘りしていく。

ISBN978-4797680256
高橋源一郎
¥799
2018.06.27
日本人に知ってほしいイスラムのこと

 東京五輪が開かれる2020年には、イスラム教徒の人口は20億人を超え、世界の25%を占めると予測される。イスラム圏から日本を訪れる観光客数も、すでに年間100万人。各地でヒジャブ(頭髪を覆う布)を着けたムスリマ(イスラムの女性)を見かけることが多くなった。では、そんなイスラム圏の人たちと接するために必要な知識や態度とは……。

ISBN978-4396115401
フィフィ
¥886
2018.06.19
比叡山の鬼

 将軍の命により信平は久しぶりに上洛、帝から将軍家との縁を一層深めよとの激励を受ける。しかし、師匠の道謙は剣鬼に斬られ床に伏せていた。信平は道謙の孫の女陰陽師・光音の導きで、剣鬼・左門が潜むという比叡山に入る。立て続けに現れる刺客、信平を嫉妬する者の画策……。

ISBN978-4065118283
佐々木裕一
¥691
2018.06.19
騒動

 藩主綱紀の使者として赴いた越前松平家の城内で刀を振るうことになった数馬に、追っ手がかかる。仮祝言を挙げたばかりの琴も黙っていない。京に向かう女行列を仕立て、女忍の軒猿たちと数馬奪回に向かった。そして、数馬の舅である加賀藩国家老の本多政長には、幕府から江戸召喚の命が。綱紀を憎む将軍綱吉が、加賀藩にくさびを打ち込み揺さぶりをかけてきた。

ISBN978-4065118108
上田秀人
¥713
2018.06.19
異郷のぞみし

 五島列島の野崎島を後にした坂崎空也は、帆船肥後丸で対馬に辿り着く。岬で高麗の国を望みながら、渋谷眉月に想いを馳せていた空也は、対馬藩の重臣に声をかけられる。島での武者修行を許された空也だったが、領内に停泊している高麗船への同行を求められ……。

ISBN978-4575668896
佐伯泰英
¥700
2018.06.19
「超」独学法

 新しい勉強の時代が到来している。勉強の必要性が高まるとともに、独学で勉強することが容易になった。ウェブや検索を利用することによって、20年前には想像もつかなかったほど効率的に独学を進めることができる。このチャンスをうまく活かすことができるかどうかで、その人の将来は大きく違うものになるだろう。

ISBN978-4040822273
野口悠紀雄
¥907
2018.06.13
老後の資金がありません

 しっかり貯金して老後の備えは万全だったわが家に、突然金難がふりかかる! 後藤篤子は悩んでいた。娘が派手婚を予定しており、なんと600万円もかかるという。折も折、夫の父が亡くなり、葬式代と姑の生活費の負担が発生、さらには夫婦ともに職を失い、1200万円の老後資金はみるみる減ってゆく。家族の諸事情に振り回されつつもやりくりする篤子の奮闘は報われるのか。

ISBN978-4122065574
垣谷美雨
¥900
2018.06.13
夏の闇

 ヴェトナム戦争で信ずべき自己を見失った主人公は、ただひたすら眠り、貪欲に食い、繰返し性に溺れる嫌悪の日々をおくる……が、ある朝、女と別れ、ヴェトナムの戦場に回帰する。“徒労、倦怠、焦躁と殺戮"という暗く抜け道のない現代にあって、精神的混迷に灯を探し求め、絶望の淵にあえぐ現代人の《魂の地獄と救済》を描く。

ISBN978-4101128108
開高健
¥561
2018.06.13
拡張の世紀

 ヒト型ロボット、寿命延長、ゲノム編集、ブロックチェーン、空飛ぶクルマ、3Dプリント、AR・VRなど。こうしたテクノロジーは世の中をどう変えていくのか。ヒトはどう変わるのか? 働き方、医療、交通、金融、教育、都市は? Tech界のグルが描き出す衝撃の未来予測。10年後の世界がここにある。

ISBN978-4492762424
ブレット・キング
¥2,592
2018.06.13
おもかげ

 商社マンとして定年を迎えた竹脇正一は、送別会の帰りに地下鉄の車内で倒れ、集中治療室に運びこまれた。今や社長となった同期の嘆き、妻や娘婿の心配、幼なじみらの思いをよそに、竹脇の意識は戻らない。一方で、竹脇本人はベッドに横たわる自分の体を横目に、奇妙な体験を重ねていた。やがて、自らの過去を彷徨う竹脇の目に映ったものは……。

ISBN978-4620108322
浅田次郎
¥1,620
2018.06.11
不発弾

 大手電機企業が発表した巨額の「不適切会計」。捜査二課の小堀秀明は、背後に一人の金融コンサルタントの存在を掴む。男の名は、古賀遼。貧しい炭鉱街の暮らしから妹を救うため、体力頼みの場立ち要員として証券会社に就職。狂乱のバブルを己の才覚のみでのし上がった古賀は、ある事件をきっかけに復讐を始めるのだった。

ISBN978-4101214719
相場英雄
¥810
2018.06.11
男たちのワイングラス

 恋人と婚約したばかりの女性が自殺未遂をした。真相を追う神父が何者かに襲われるが……(怒りのアイリッシュウイスキー)。茶道の師範である「私」が通うカウンター・バー。界隈で起きる事件と人間模様の行方を追う、切れ味と芳醇さを兼ね備えた連作ミステリー!

ISBN978-4408554198
今野敏
¥720
2018.06.11
財務省を解体せよ!

 学校法人「森友学園」の国有地売却をめぐる決裁文書(「森友文書」)の改ざんに続いて、学園側に対する財務官僚による嘘の口裏合わせ依頼が明らかになった。これを受け、高橋氏は「ここまで財務省が腐敗しているのなら、組織解体も国民の信頼回復のためには必要。さらに行政組織が信頼されるまで、消費増税も凍結すべきだ」と述べている。

ISBN978-4800285379
高橋洋一
¥864
2018.06.11
世界が感動する日本の「当たり前」

 駐日大使154人の代表、駐日外交団長となって7年となる著者は、日本人が「当たり前」に思っている事象の中に「日本の真価」を見いだす。そして、世界を魅了し続ける日本の文化、精神性、神道、観光資源を外交官の目で分析し、建設的な意見を提言。そして、2020年4000万人インバウンド時代に向け、日本がもっと自信を持つよう勇気づける。

ISBN978-4098253210
マンリオ・カデロ
¥842
2018.06.05
人魚の眠る家

 「娘の小学校受験が終わったら離婚する」。そう約束していた播磨和昌と薫子に突然の悲報が届く。娘がプールで溺れた……。病院で彼等を待っていたのは、“おそらく脳死”という残酷な現実。一旦は受け入れた二人だったが、娘との別れの直前に翻意。医師も驚く方法で娘との生活を続けることを決意する。狂気とも言える薫子の愛に周囲は翻弄されていく。

ISBN978-4344427303
東野圭吾
¥788
2018.06.05
敦盛おくり

 交易船団はバタヴィアでオランダとの直接交易に入ろうとしていた。最新型巨大帆船の発注について信一郎は大きな選択を迫られる。一方江戸では、平十郎が長屋前で、総兵衛が本庄邸訪問帰途、それぞれ正体不明の侍に囲まれた。きな臭い予感に大黒屋は包まれる。折しも、沢村伝兵衛より八州廻りを騙って商家を強請る悪党の噂がもたらされた。総兵衛は様々な方向から情報を集めていくのだが……。

ISBN978-4101380612
佐伯泰英
¥680
2018.06.05
蘇るサバ缶 震災と希望と人情商店街

 2011年3月11日。東日本大震災による大津波は、宮城県・石巻市の海沿いにあった木の屋石巻水産の缶詰工場を壊滅させた。数々の苦難を乗り越え、三陸の海の幸が詰まったその缶詰は、「希望の缶詰」と呼ばれるようになり、たくさんの人をつなぎ、全国に広がり、工場再建のきっかけとなる。 この物語は、過酷な震災に直面しながらも希望を忘れなかった人々と、手と心を差し出した人情商店街の人々がつながった、リアルな物語なのだ。

ISBN978-4331521502
須田泰成
¥1,404
2018.06.05
観応の擾乱

 足利尊氏と直義兄弟、尊氏の子・直冬や執事の高師直、そして南朝勢力までもを巻き込んだ激しい争いは、何をもたらしたのか? 論じられることの少なかった内乱を多面的に論じ、その内実を明らかにする。

ISBN978-4121024435
亀田俊和
¥929
2018.05.29
虎狼の血

 昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。やがて失踪事件をきっかけに暴力団同士の抗争が勃発。

ISBN978-4041049549
柚月裕子
¥821
2018.05.29
マインド

 ゴールデンウィーク明けの朝、出勤した警視庁捜査一課・碓氷警部補の元に、都内で起こった二件の自殺と二件の殺人の報が入る。一見関連性がないように見える各事件だが、発生時刻はすべて同じ日の午後十一時だという。さらにその後、同日同時刻に別で三件の事件が起きていたことが判明。第五係と、再度捜査協力に訪れた心理調査官・藤森は、意外な共通点に気づくが。

ISBN978-4122065819
今野敏
¥820
2018.05.29
Gray グレイ

 情報こそが金を生む時代が、すぐそこに迫る1983年東京。貧乏に苦しむ大学生の波田は、経済評論家北川のシンクタンクで働き始めるが……。悪に染まっていく青年が見た世界とは……。

ISBN978-4087457353
堂場舜一
¥820
2018.05.29
大日本史

 黄金タッグがはじめて日本史に挑む。世界史の激動が日本を動かし、日本の台頭が世界を変えた時代、黒船来航から戦後日本まで、明治百五十年を一気に語る。日本史と世界史が融合した、新しい近現代史のスタンダードが登場。

ISBN978-4166611508
山内昌之・佐藤優
¥929
2018.05.22
最強の経営者

 シェアの下降が止まらず「夕日ビール」と蔑まれたアサヒビールに、住友銀行から乗り込んだ樋口廣太郎。先例にとらわれず、ライバル会社に教えを請い、若い社員を硬軟織り交ぜながら鼓舞して、大胆な改革を次々と実践する。絶対王者を抜き去り業界のトップへと押し上げた逆転劇を、企業小説の名手が鮮烈に描く!

ISBN978-4062939041
高杉良
¥820
2018.05.22
金の邀撃

 雇い主・両替商分銅屋の持ち長屋に住まう用心棒・諫山左馬介。つとめ明けで部屋に戻ると、同じ長屋で柳橋芸者として生活する女お庭番・村垣伊勢から声がかかった。田沼意次の幕政改革を察知した目付が、札差の加賀屋を訪ねたという。将軍家重から田沼への手出しを禁じられ歯噛みする目付と札差が組むとなれば、狙いは田沼と通じている分銅屋か。襲撃に備える分銅屋に、そわそわする左馬介……。

ISBN978-4758441629
上田秀人
¥691
2018.05.22
未来の年表2

 今回は、少子高齢化や人口減少が人々の暮らしにどのような形で降りかかってくるかを、あなたの生活に即しながら明らかにする。言うなれば、これからあなたに起きることを、お中元やお歳暮のギフトカタログのように一覧してみようというのだ。

ISBN978-4065117682
河合雅司
¥907
2018.05.22
「官僚とマスコミ」は嘘ばかり

 官僚たちは、自分たちの思う方向に状況をもっていくために、いかにメディアを操るか? マスコミは、なぜミスリードを繰り返すのか? 本書は、様々な「ニュース」の裏で、財務省はじめ官庁がどのような仕掛けをするのか、そしてマスコミがいかに間違えるのかを、「森友問題・加計問題」の真相分析や、著者の実体験もふんだんに交えながら紹介。驚愕の「霞が関とマスコミの癒着構造」を明らかにする、衝撃の書。

ISBN978-4569840680
高橋洋一
¥972
2018.05.17
玉依姫

 高校生の志帆は、かつて祖母が母を連れて飛び出したという山内村を訪れる。そこで志帆を待ち受けていたのは、恐ろしい儀式だった。人が立ち入ることを禁じられた山の領域で絶体絶命の少女の前に現れた青年は、味方か敵か、人か烏か? ついに八咫烏の支配する異世界「山内」の謎が明らかになる。

ISBN978-4167910617
阿部智里
¥756
2018.05.17
雨に殺せば

 大阪府警捜査一課の黒木と亀田、通称“黒マメ”コンビのもとに事件の報せが舞い込んだ。現金輸送車襲撃事件について事情聴取した銀行員が、飛び降り自殺したという。銀行員2名が射殺され約1億1千万円が奪われた襲撃事件と、死亡した銀行員の関係は?ふたりはやがて真相に近づいていくが、新たな犠牲者が出てしまい……。大阪弁での軽妙なやりとりと、重厚なハードボイルドの融合。

ISBN978-4041066003
黒川博行
¥691
2018.05.17
白刃

 幕閣の重鎮、御小姓組番頭の橘右近が死した。橘から「裏御用」を命じられ、数多の奸臣を成敗してきた将軍の毒味役、御膳奉行の矢背蔵人介はその死を引きずっていたが、突然、何者かから「密命」が下った。蔵人介の周囲には次々と異変が起こる。はたして密命を命じてきた人物は味方なのか、それても敵なのか。

ISBN978-4334776572
坂岡真
¥648
2018.05.17
素顔の西郷隆盛

 今から百五十年前、この国のかたちを一変させた西郷隆盛とは、いったい何者か。薩摩での生い立ちから、悩み多き青春と心中未遂、流謫の南島から幕末の渦中へと舞い戻り、策謀と戦闘の果てに倒幕を成し遂げ、ついには賊軍として西南戦争で自決するまで。後代の神格化と英雄視を離れて、「大西郷」の意外な素顔を活写、その人間像と維新史を浮き彫りにする。

ISBN978-4106107603
磯田道史
¥886
2018.05.14
ホーキング、宇宙を語る

 この宇宙はどうやって生まれ、どんな構造をもっているのか。この人類の根源的な問いに正面から挑んだのが「アインシュタインの再来」ホーキングである。難病と闘い、不自由な生活を送りながら遙かな時空へと思念をはせる、現代神話の語り部としての「車椅子の天才」。限りない宇宙の神秘と、それさえ解き明かす人間理性の営為に全世界の読者が驚嘆した本書は、今や宇宙について語る人間すべてにとって必読の一冊。

ISBN978-4150501907
スティーヴン・Wホーキング
¥799
2018.05.14
羊と鋼の森

 高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律に魅せられた外村は、念願の調律師として働き始める。ひたすら音と向き合い、人と向き合う外村。個性豊かな先輩たちや双子の姉妹に囲まれながら、調律の森へと深く分け入っていく……。一人の青年が成長する姿を温かく静謐な筆致で描いた感動作。

ISBN978-4167910105
宮下奈都
¥702
2018.05.14
スマホが学力を破壊する
急速に普及したスマートフォンは日本人の生活に深く浸透している。しかし、その使用に付帯するリスク、とりわけ子どもたちによる長時間使用の危険性や、成績に及ぼされる影響についてはあまり知られていないのではないか。本書は、仙台市の総計7万人を超える子どもたちを対象に、数年間にわたって行われた大規模調査の結果を基に、スマホやアプリの使用がもたらす影響を解明し、スマホ使用のリスクを正面から論じた衝撃のレポートであり、現代人、とりわけ全保護者必読の一冊である。

ISBN978-4087210248
川島隆太
¥799
2018.05.08
紅い鷹

 工藤雅彦は高校生に襲われていた。母親の治療費として準備した三百万円を狙った犯行だった。気を失った工藤は、翌日、報道で自分が高校生を殺したことになっていることを知る。匿ってくれた小暮俊助という謎の男は、工藤の罪を揉み消す代わりにある提案をする。そのためには過酷なトレーニングにパスしろというのだが……。工藤の肉体に封印された殺し屋の遺伝子が、今、目覚める!

ISBN978-4198943226
矢月秀作
¥724
2018.05.08
ルポタックスヘイブン

 文書には富裕者、巨大企業などさまざまな人々、組織の名が含まれていた。世界的スポーツメーカーのナイキがロゴの商標権をタックスヘイブンにおくことで、3年間の収益約4300億円をタックスヘイブンのペーパーカンパニーに集めることで、税逃れをしていた事実などが浮かび上がったなど。そこには法律事務所アップルビーからの税逃れのための提案書があり、巨額の税を逃れるまでの事実を生々しく伝えている。

ISBN978-4022737618
朝日新聞ICIJ取材班
¥994
2018.05.08
国体論 菊と星条旗

 自発的な対米従属を、戦後七〇年あまり続ける、不思議の国・日本。この呪縛の謎を解くカギは、「国体」にあった。「戦前の国体=天皇」から「戦後の国体=アメリカ」へ。気鋭の政治学者が、この国の深層を切り裂き、未来への扉を開く。

ISBN978-4087210286
白井聡
¥1,015
2018.05.08
昭和歌謡の謎

 「神田川」の「三畳一間の小さな下宿」も「学生街の喫茶店」の「学生でにぎやかなこの店」も実在していたなんて。ベストセラー『童謡の謎』シリーズでおなじみの合田道人が、今ブームの「昭和歌謡」の謎に挑む。平成生まれの若者でもカラオケで「天城越え」「居酒屋」「贈る言葉」など昭和の歌を熱唱する現在、歌い継がれる楽曲に秘められたドラマを解き明かします。

ISBN978-4396115371
会田道人
¥929
2018.05.01
永久囚人警視庁文書捜査官

 針金で縛られた遺体が発見された。傍らには、謎の血文字。鳴海理沙警部補率いる文書解読班に出動命令が下った。理沙がダイイングメッセージの解読に注力する一方、班員の矢代は、新任の夏目と共に遺品の中から小説らしき文章を発見する。幻想小説『永久囚人』の一部で入手困難な稀覯本だと判明し、その原本を辿っていくと、さらなる殺人事件が起きてしまう。

ISBN978-4041069967
麻見和史
¥734
2018.05.01
ラストチャンス

 順調にメガバンクの出世コースを歩んできた樫村徹夫は、送別会の帰り道「あんたの人生、七味とうがらし」と、辻占師に不吉で不可解な言葉をかけられる。深みある人生にするか、辛すぎて酷い味になるかは自分次第。吸収合併を機に、飲食店チェーンのCFOに抜擢された樫村は、綻びだらけの企業を再建できるのか。

ISBN978-4062938891
江上剛
¥886
2018.05.01
風かおる

 鍼灸医・菜摘は「妻敵討ち」の旅から戻った養父・佐十郎と十年ぶりの再会を果たす。しかし、死病に侵された佐十郎にかつての優しい面影はなく、帰藩は妻敵討ちを唆した者との果し合いのためだという。討たれると知りながら治療を施すことに葛藤を覚えた菜摘は果し合いの相手を探るが、やがて哀しい真実に突き当たる。

ISBN978-4344427372
葉室麟
¥648
2018.05.01
陰謀の日本中世史

 本能寺の変に黒幕あり? 関ヶ原は家康の陰謀? 義経は陰謀の犠牲者? 俗説、一蹴!
『応仁の乱』の著者が史上有名な“陰謀”をたどりつつ、“陰謀論”を徹底論破する。
史実とフィクションは明瞭に違う。◆本能寺の変に黒幕あり?→いない。光秀をバカにしすぎ。◆関ヶ原は家康の陰謀? →違う。家康も追い詰められていた。◆義経は陰謀の犠牲者? →誤り。義経の権力は砂上の楼閣だった。

ISBN978-4040821221
呉座勇一
¥950
2018.04.23
まったなし

 独身で嫁取りの話がひきもきらない清十郎ですが、いったいその理由は? 未だ妻を亡くした悲しみが癒えない麻之介、養子に入った家で年齢の離れた許婚のいる吉五郎、そして彼らの親友で大金持ちの金貸し丸三とその妾のお虎。いずれも清十郎の運命の人が現れることを願っているが、様々な障害や思わぬ事件に巻きこまれ……。

ISBN978-4167910440
畠中恵
¥702
2018.04.23
明日の子供たち

 三田村慎平・やる気は人一倍の新任職員。和泉和恵・愛想はないが涙もろい3年目。猪俣吉行・理論派の熱血ベテラン。谷村奏子・聞き分けのよい“問題のない子供”16歳。平田久志・大人より大人びている17歳。想いがつらなり響くとき、昨日と違う明日が待っている。

ISBN978-4344427143
有川浩
¥832
2018.04.23
桜狼

 警視庁捜査一課の鹿取信介。以前は公安部に属し、警察庁警備局長の直轄で「隠れ公安」として動いていた。鹿取は世田谷区宮坂で起きた発砲事件で、所轄の女性刑事・吉田裕美とタッグを組むことになる。うんざりしながらも捜査を進める中、この発砲事件の裏にきな臭いさまざまな影が見えてきた。一方で必要以上にやくざを憎み「心火の敵」とまで言い切る吉田の過去にはいったい何が……。

ISBN978-4758441575
浜田文人
¥724
2018.04.17
かがみの孤城

 あなたを、助けたい。学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた……。なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。

ISBN978-4591153321
辻村深月
¥1,944
2018.04.17
学ぶ脳

 ぼんやりしている時に脳はなぜ活発に活動するのか。 脳ではいくつものネットワークが状況に応じて切り替わりながら活動している。ぼんやりしている時、ネットワークが再構成され、新たなひらめきが生まれる。注意の対象を切り替え、思考法を替えて、人はどう学ぶのか。人として大切な根源的な学びとは。

ISBN978-4000296724
虫明元
¥1,296
2018.04.17
流れの勘蔵

 江戸は秋、瀕死の怪我を負った亮吉が本復に向かい、政次たちはほっと一安心。一方宗五郎ら一行は、当代豊島屋十右衛門の京での本祝言を無事終え帰路に着いていた。そんなある日、板橋宿の御用聞き仁左親分が金座裏を訪ねてきた。板橋宿で分限者や妓楼の子どもばかり狙った拐しが三件起きたが、その一味が江戸へ潜り込んだらしい。政次たちは早速動きだすが、そこに影の探索方「八州方」も参入して……。

ISBN978-4758441568
佐伯泰英
¥745
2018.04.17
爆裂通貨

 ハロウィンの渋谷で、マリオの仮装で見事な行進をする集団が注目を集めていた。直後にATM爆破と殺人事件が同時多発! しかもハワイでも……。これは国際テロの予兆なのか。警視庁公安部のエース青山望が、同期カルテットと共に辣腕を発揮。日本の隙に忍び寄る北朝鮮の影を追う。

ISBN978-4167910457
濱嘉之
¥778
2018.04.17
読書の価値

 僕がもの凄く沢山のことをすべて本から学んできた、という事実である。文字がすらすらと読めないハンディを背負いながらも、とにかく本を読むしかなかった。知りたいことは、活字を追うことでしか得られなかったのだ。そして、本を読むことが僕にとって、いつの間にか日常になり、また、そういったインプットを体験していたからこそ、逆にアウトプットする仕事を得られたのである。

ISBN978-4140885475
森博嗣
¥886
2018.04.17
戦国武将の精神分析

 中世の「絶対的父権」に抗った武将たちの心理、徳川家康や毛利元就の「意趣返し」にみる日本人の遺伝子、名君・武田信玄の戦略に垣間見られるまさかのサイコパス疑惑など、最新の脳科学と歴史学の知見を踏まえた分析で、驚きに満ちた戦国武将たちの実像を明らかにする。

ISBN978-4800278173
中野信子・本郷和人
¥864
2018.04.09
避けられたかもしれない戦争

 自国の面子のために動くアメリカ、それに異を唱えるフランス、アメリカ追随のイギリス、本心を見せないロシアと中国……。対する、国際社会の思惑に左右される紛争当事国アフガニスタン、イラク、グルジア、コートジボワール、コンゴ、スーダン、レバノン、コソボ、ハイチ、シリア。新たな脅威としてのテロリズムの台頭。国連設立の時代とは大きく変わり、従来の秩序では対処しきれない脅威にも唯一無二の存在として国連がその使命を果たすためには、どのような道があるのか。変わろうとする国連の姿は、将来国際公務員を目指す若者に希望を与える。憲法9条改正の議論、緊迫化する米朝関係、不透明感を増す日本の安全保障の現実を直視するなら、もう無関心ではいられない。これからの世界のなかでの日本を考えるための必読の書。

ISBN978-4492444450
ジャン=マリー・ゲーノ
¥3,672
2018.04.09
鳥! 驚異の知能

 鳥類は恐竜の子孫である。ヒトをふくむ哺乳類とはまったく異なる道筋で進化を遂げた。鳥の小さな脳をくわしく研究した結果、わたしたちのものとは別の方法で生まれたもう一つの「賢い脳」がすがたを現した。近年の科学研究は、彼らの高度な心的能力とそれを生む脳構造をつぎつぎに明らかにしてきた。鳥は道具を操り、他者の心を読み、確率を理解し、数百の歌を学び、数千キロを地図なしで旅する。世界中にいる翼の生えた天才たちの能力を紹介し、「知能とはなにか」に迫る。

ISBN978-4065020531
ジェニファー・アッカーマン
¥1,404
2018.04.02
誰も書かなかった老人ホーム

 複数の施設で介護の仕事をし、現在は日本最大級の老人ホーム紹介センター「みんかい」を運営する著者は、老人ホームのすべてを知る第一人者です。老人ホームのウラのウラまで知る著者が老人ホームの実態を余すところなく開陳していきます。 何を基準に選んだらいいのか。高いお金を出せば解決するのか。入居者は何を心掛けるべきなのか。 世間で語られている誤解と偏見を排して、真実の姿を明らかにする本書に、その答えがあります。

ISBN978-4396115326
小嶋勝利
¥907

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